遺品整理はいつから始めるか、遠方でも立ち会いなしで頼めますのアイキャッチ

親の葬儀を終えたあと、手続きと片付けのどちらを先にすればいいのか分からずにいないでしょうか。

遠方に住んでいて帰省は数か月に一度、そのたびに何も決められず戻ってきた方も多いはずです。

読み終えるころには、次の帰省で何をすればいいかが決まります。

遺品整理はいつから始めればいいのか

実家の家具や荷物を前にして、最初に迷うのは手を付けてよい時期です。

「まだ勝手に片付けていいのか分からない……」

片付けに手を付けるのは、相続をどうするか決めたあとにします。なぜ片付けより先に相続なのでしょうか。亡くなった人の財産を処分すると、単純承認(相続をそのまま受け入れること)をしたとみなされ、相続放棄ができなくなることがあるからです(民法921条。e-Gov法令検索)。

相続放棄をするなら、自分のために相続が始まったことを知ったときから3か月以内に家庭裁判所へ申述(申し出ること)します(裁判所、2026年9月時点)。相続税の申告は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内(国税庁)。

借金があるか分からないうちに物を処分してよいかは、何が処分に当たるかも含めて、物や事情によって変わります。迷うときは、片付けの前に家庭裁判所や弁護士へ尋ねることができます。

どこから手をつけるか、最初に開ける部屋と探す物

始める時期が決まったら、次は開ける部屋です。最初に探すのは、手続きに要る紙と通帳です。

  1. 通帳、印鑑、キャッシュカード
  2. 年金や保険の証書
  3. 家の権利に関わる書類
  4. 未払いの請求書や督促の封書

置き場所の見当が付かないときは、寝室のたんすの引き出し、仏壇まわり、玄関の下駄箱の上から開けていくと探しやすくなります。

「これ、捨てていいのか?」

そう迷う物が出てきても、家具や衣類の行き先を決めるのはそのあとで足ります。

遠方から実家の片付けを進める、立ち会いなしという選び方

探す物が集まっても、遠方に住んでいると次の帰省まで手が動きません。そこで使えるのが立ち会いなしの作業、つまり鍵を預けて業者だけで進めてもらう頼み方です。受けてもらえるかは業者によって違い、見積もりのときに聞いておけば迷いません。

現地へ行かずに任せるなら、先に次の4つを決めておきます。

  • 残す物のリストを写真付きで渡す
  • 貴重品や現金が出たときの連絡先を1人に決める
  • 作業の前と途中と後の写真を送ってもらう
  • 鍵の受け渡し方法を決める(郵送か、近所の親族に預けるか)

家を売る予定なら、家具を置いたまま引き渡す現状渡しという選び方もありますが、買い手や不動産会社の考え方によっては選べないこともあります。弊社では、家具や荷物が残ったままでも家ごと買い取っており、遠方にお住まいの方からのご相談もお受けしております。

処分にかかる手数料と、作業日数の確かめ方

処分にかかる手数料と、作業日数の確かめ方

任せる範囲が決まると次に気になるのは費用と日数で、金額は物の量と間取り、家の前まで車が入るかで変わります。

「いくらかかるのか、見当もつかない……」

自分で処分する場合の手数料は、市が公表しています。浜松市の連絡ごみは、310円の連絡ごみ処理手数料納付済証を、品目ごとに決まった枚数だけ貼って出します(浜松市)。

磐田市クリーンセンターへ可燃ごみを直接持ち込むときは重さで決まり、10キログラムあたり157円(磐田市)。

浜松や磐田で何日かかるかは部屋数と残っている物の量で変わります。見積もりのときに、作業が何日で終わる見込みかを日数で尋ねることができます。

よくある質問(FAQ)

Q. 遺品整理は自分でやってもいいですか?

できます。市の施設へ自分で持ち込めば、かかるのは手数料と運ぶ手間だけです。ただ、遠方からだと往復の交通費と休みの日数が積み上がり、その分は手数料に含まれません。

Q. 見積もりは現地に行かないと取れませんか?

間取り図と部屋の写真があれば、概算を出せる場合があります。ただし、写真だけで最終の金額までは決まらず、家の中を見てから確定します。

Q. 仏壇や神棚はどうなりますか?

扱い方は業者によって違います。お寺で先に供養するのか、業者に任せられるのかは、依頼する前に聞いておくと迷いません。

浜松や磐田で片付けを頼むなら、次にすること

ここまで読んで、うちも同じ状態だと感じた方もいるのではないでしょうか。動く順番は3つです。

  1. 家をどうするかを決める(売る、貸す、そのまま持つ)
  2. 残す物を1部屋分だけ選ぶ
  3. 見積もりを取り、日数と金額を並べて比べる

1つ目が決まれば、残す物の線引きも自然に決まるのではないでしょうか。捨てる前に家をどうするかを決めておけば、片付けの手戻りを防げます。家をどうするか決めきれていない段階でも、遺品整理や家に残った家具・荷物の片付けを含めて、ご相談をお受けしております。

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